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なにかあるかも?

趣味のこと、世の中のこと、ネットのことなど、いろいろ思うことを綴ります。

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え~、新年早々穏やかじゃないタイトルですが、昨年発売されたmaxellの復刻版UDについて、言いたいことがあるので書いてみるとします。

1.コレってほんとにUDなの?
 まぁテープそのもののグレードに関しては、インデックスカードに「UR相当品」とありますが、そのURと比べると音が違うことがわかります。



上の説明を見て「じゃあURと大体同じ音なんだな」とそのまま受け取って現行品のURと復刻版UDの音を比較してみると、URの方は高域がスッキリ聞こえます。対してUDの方はスピーカーに毛布を被せたかのように音がこもっています。

どうしても気になったので、メーカーに問い合わせたところ「同等の音質と考えます」だそうです(汗)

・・・はぁ、そうですか(汗)
でも「手持ちのノーマル・カセットコレクションの中でこんなにこもった音がするテープはないぞ」と思いつつ思案していると、同じようにこもった音のするテープがありました(汗)

2.コレって「NAGAOKA」のカセットそっくりなんだけど(汗)
 Q:なぜそう思う?
 A:それは音がそっくりだから(爆)
そうなんです、そっくりなんですよ! と言いますか、同じでしょう(汗)

他にもNAGAOKAと同じと考える根拠として、
 ・リーダーテープが同じ透明のもの。
 ・リーダーテープと磁気テープのつなぎ目に「気泡」がある。
 ・テープパッドが同じ形状。
 ・カセットハーフに印字されているロットナンバーが両者同じ位置にある。
私が見つけたものとして、4つもありました。

*透明リーダーテープとテープパッドの形状(白はNAGAOKA、黒は復刻版UD)
 テープパッドの寸法もほぼ同じです


*リーダーテプと磁気テープのつなぎ目の気泡
 写真の写りが悪いですが、表面に凸があります


*ロットナンバーの印字位置
 同じ位置に同じ色の印字があります


逆にURはUDと比べると、リーダーテープは従来のmaxellのものが使われてますし、テープパッドの形状も違う、ロットの印字位置も異なり、maxellと刻印されています。
当然ながらテープのつなぎ目に気泡なんて全くありませんよ!

*URのリーダーテープとパッド形状(maxell伝統のやつ)
 きちんとお掃除機能搭載ですw でも遮蔽板がないですね(汗)


*ロットナンバーの刻印位置(URは彫り込んである)
 URはカセットのツメ側にあります


まぁリーダーテープやロットの刻印などは大したことではないと思いますが、つなぎ目の気泡についてメーカーに問い合わせたところ、「設備上の問題ですが、正常品です」だそうです(汗)
使用上は問題ないんでしょうけど、テープヘッドに何かしらのダメージを与えるのではないかと不安になります。
それに長期保存した時に、この気泡がテープに与えるダメージも気になるところです。
 参考 未使用カセットテープの落とし穴

この復刻版UDとNAGAOKAのカセットの類似点について幾つかのHPで私と同じような疑問をお持ちの方がいらっしゃるようですが、そりゃあこんだけ似てる所があれば「デザイン違い品じゃね~の?」と疑いたくなります。

復刻版UDとNAGAOKAの両者は「日本製」を謳ってますが、おそらく磁気テープは海外のOEMで、組立を日本の何処かにある工場でやっているということなんでしょう。

しかし、日本製なら工程管理や品質管理もしっかりしてると思うんですが、復刻版UDは結構深刻な組立不良があります。

3.コレってほんとに日本製?
それはカセットハーフを固定するネジが空回りするということです。

*4隅のネジと、「C60」と書いてあるところの下にあるネジ計5箇所
 どんなにドライバーで締め付けようとしても、止まることはありません(汗)
 私のは最大で3箇所も締め付けできませんでした(汗)


おそらくネジ穴がバカ穴になってると思うんですが、そんな状態でカセットを間違って落とそうものなら、落下の衝撃でカセットがバラバラになりかねません(汗)

モノ作りをする上でドライバーのトルク管理とかしていると思うんですが、やはり気になったのでメーカーに確認してみました。

すると、メーカー側でも確認したいので送ってくれとのこと。送りつけて3週間後、代替品とともに簡単なお詫びの手紙が入っていました。
その手紙には特に発生原因などの調査報告はなく、製造現場にフィーフォバックするとだけ書いてありました。

機械で固定しているのか、人力で固定しているのかわかりませんが、いずれにせよあまり気分のいいものではないですね(汗)


以上が私が気になったポイントですが、どうもmaxellの製品にはいいものがないように思います。

過去にCD-Rを購入してPLEXTORの外付けDVDドライブで記録、5年後に再生しようとしたところ、反射膜が剥がれ再生できない状態に・・・(汗)
他にもDVD-Rに記録してみると、同じ条件下で記録した他メーカーのディスクは再生できるのにmaxellのものだけ再生不能になるなど、まぁmaxellとの相性は最悪ですw

音質やテープのつなぎ目に発生する気泡などは無視することができるとしても、固定ネジの締め付け具合は破損につながることになるので、もし復刻版UDをお持ちでしたら、ドライバーで軽く締めてみて空回りしないか確認した方がいいと思います。


「過去のデザインを復刻させる」と大体的に発表した割にお粗末な出来栄えでがっかりしますね。個人的にまたmaxell製品は使いたくないと思う出来事でした。


ps.送られてきた代替品のケースが破損していました(汗) maxellの品質保証部が送り主なんですけど、いやはや、驚きました(汗)

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ここ最近、Bluetoothマウスの接続が不規則に切断される症状にイラついて、普通のワイヤレスタイプのマウスに買い替えました(汗)

接続も切れることなく快適なのですが、最近のマウスはチルト機能がついているタイプが少ないので選択に困ります(汗)


で、カセットデッキがオーディオのメインとなっている私の近況ですが、未使用のカセットテープ収集癖が再燃してきました(ぉ)

「未使用」とあるテープでも、実際に開封して録音してみると、B面の巻きはじめ部分に凹凸ができていることがあります。



上の写真は「TDK CDing 2(イルカモデル)」なのですが、黄色で囲んだ部分に違和感があります。

これは長年使われることなく放置され、リールにテープを固定する留め具の跡が付いてしまったものです。

本来であればリールと留め具は真円になるはずなのですが、留め具部分の形状の大小によってリールと留め具部分で段差ができ、これが「折れジワ」となってテープに転写するのです。

保管状態や保管期間、テープの薄さによって折れジワの酷さが違ってきますのでなんとも言えませんが、オークションサイトなどに出品されている新古品のカセットテープ全てでこのような症状が発生していると思います。

この折れジワが出ている状態で録音すると、音飛びや音揺れが出てしまいます(汗)
数分巻き取れば折れジワはなくなりますが、どのくらい巻き取ればいいかは実際に試してみないとわかりません、

また使うデッキによってはこの折れジワを克服するデッキもありますが、3ヘッド機などでは折れジワの影響がモロに出るようです。

貴重な音源が入ったテープを長期間保管しているといろいろな弊害が出てきますので、定期的に巻取りをして、折れジワ、カビなどを発生させない事が重要だとわかりました。

未使用テープも「もったいない」と思わずガンガン使って、早い段階で折れジワの発生を最小限で防いだほうがいいのかもしれません。


ps.でも珍しいテープとかは使わないで保管しておきたいですけどねw

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そのうち買おうと思っていたカセットデッキのヘッドクリーナーを購入しました。
とりあえずなくても、無水エタノールと綿棒でクリーニングできるのですが、手の届きにくいところにあるヘッドやピンチローラーは、専用のクリーニングツールを使うと簡単にクリーニングできて便利です。

今回は「NAGAOKA」の湿式クリーナー「WASH UP PRO 7 QC-260」と、「maxell」の乾式クリーナー「CT-CL」を選びました。
正直なところ、湿式タイプのクリーナーだけでいいと思いますが、念のためという事で乾式タイプも購入しておきましたw

「NAGAOKA」の湿式クリーナーは、クリーニングテープ自体は交換できませんが、クリーニングパッドを交換できるので、パッドが汚れてもカセット本体ごと買い換える必要がありません。
まぁテープ自体が汚れてきたら買い換えることになりますが・・・(ぉ)



今回購入したクリーニングカセットとヘッド消磁器で、カセットデッキを最良の状態にしてテープ録音を楽しんでみようと思いますw


ps.先日発売された「maxell UD 復刻版」ですが、個人的な感想は、なんかあまり良くない感じがします(汗)

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先日入手したVictorのカセットデッキ「TD-V66」ですが、外観と内部の清掃とメカ周りの簡単な整備をやって重大な異常がないことが確認できました。

この状態でヘッドを消磁して自己録再をしてみましたが、TD-V66の全体的な音の傾向としては、やや細身で高域方面に華やかさを感じます。ただ曲によってはキツさ・粗さを感じることもありますが、「CDが流行りだした頃に出たデッキだから」ということなのか、いわゆる「カセット的な音」というイメージはありません。
もちろんヒスノイズが聴こえるのは仕方ないですが、やはり弱音部でノイズの影響をモロに受けます。

なので極力大きめのボリュームで録音したいのですが、仕様なのか不具合なのかわからない事が見えてきました。


まずヘッドのアジマスですが、今回入手した個体は内部はもちろん、メカ周りもいじられていない個体だったので、とりあえずはメーカーの設定値を守られていると思います。
試しに「TEAC V-6030S」で録音したテープを再生してみると、若干高域が曇って聴こえるので、ズレているというか各メーカーの誤差範囲内と思われます。

次にこれが難しいところなのですが、使うテープによって録音レベルにばらつきが出るということです。



上の画像はノーマルテープで入力レベル+5dB(メーター値)で録音したときのものですが、入力レベルと録音レベルがほぼ同じです。テープの種類によりますが、更にレベルを上げていくと、6~7dBまでは大丈夫そうです。

次にハイポジ、メタルテープですが、これがちょっと「?」です。
ハイポジも同じ5dB、メタルは9dBの設定値にするのですが、その設定値だと再生音が歪みます(汗) 
ノーマルで録音した音源と同じものを録音してみたんですが、歪まないレベルまで下げていくと、ハイポジで2dB、メタルで2~5dBの範囲でした(汗)

ハイポジはいいとして、メタルはちょっとその実力を活かしきれていない感があります。

もしかするとハイポジ、メタルの設定値がずれてるのかと思い、回路図を眺めて見ましたが、それらしいものはなかったので仕様かもしれません(汗)

メーカーに質問してみましたが、「当時のMETALテープの性能に合わせてるから、最新のテープ(と言ってもMETALテープが生産終了した頃のもの)では特性が合わないのかもしれない」とのことでした。

でも使うテープの種類によってレベルも変わるので、やはりメタルを活かすにはキャリブレーションできるデッキが必要なのかもしれませんね。

最後にDolby NRをかませた場合の録音ですが、このデッキには「このくらいで録音しましょう」的な説明がありません(汗)
なので、0dBを基準にして録音してみましたが、やっぱりNRは入れないほうが自然ですね。確かにヒスノイズは減りますが、微妙に潰された感じがあるので好きになれません(ぉ)


それにしても最近はカセットテープを使う人が増えていると聞きますが、たしかにミュージックテープのリリースは増えているようです。
でもハードはチープなラジカセや、オーディオユースだと「TEAC AD-RW950」しか選択肢はありません。
最近カセットテープを使い始めた方達はどのようなハードを使っているんでしょうか?

いくらソフトが充実しても、それを再生するハードがないと話になりません。
今一度、NRはなくてもいいので、3ヘッドでキャリブレーション可能なデッキが発売されてくれることを望みたいです。


ps.最近は仕事終わりでカセットに録音された音を聴くことが習慣になっています(ぉ)

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「残り時間 あと○○分」という表示は人に度胸を与えるようで、ヤフオクでカセットデッキを落札してしまいました(ぉ)

今回入手したデッキは1985年に「Victor」が出した3ヘッド機「TD-V66」というものです。

Victor TD-V66
 http://audio-heritage.jp/VICTOR/player/td-v66.html

私が今現在所有しているデッキはこれで3台目になりました(汗)
でも3ヘッド機なので、「PIONEER CT-500」や「TASCAM PORTA ONE」とは格が違いますw

とは言っても、バイアスとかテープ感度の調整はできない仕様なので、細かい追い込みはできません。これはまぁ、動作品で3000円だったんだから良しとしましょうw

まずパネル左側を見てみますと、カセットのトランスポートがありません。
このデッキで中央よりやや右側にあるのです。



パネル左側では入力レベルなどの調整をします。
INPUTレベルの調整と、バランス調整、ヘッドフォンとLINE OUTの出力レベルの調整、Dolby-B、Cの切替、MPXフィルター、テープとINPUTソースの切替、あとはテープカウンターの操作系です。

3ヘッド機でもテープの追い込みはできないので、録音中のテープの音量バランスを確認したりするのにモニタリングをします。

ただ私の入手した個体は本来だったら入力調整のスライダーに樹脂製の透明カバーがついているのですが、これが取れて無くなってます。まぁ3000円だから良しとしましょう。あまり気にならないし(ぉ)



カセットトランスポートの開閉は手動ですが、リッド部分は取り外し可能です。
他にREC状態のLEDと、テープ走行方向に準じて点滅するLEDがあるくらいです。



ヘッド周りはきちんと3ヘッドですが、いわゆるシングルキャプスタンの仕様です。
左側に黒い軸があり、一見デュアルキャプスタンに見えますが、これはダミーですw

あとこの写真を撮って気付いたのですが、ヘッドが汚いです(汗)
まぁ、3000円だったし良しと・・・したいところですが、微妙ですね。
徹底的にクリーニングしてきれいにしてやりましょうw



最後は右側の操作系ですが、これは特に弄るところはありませんw
ただリモコンがワイヤードだったことが伺える端子があります。

以上がTD-V66の外観ですが、実際にテープを自己録再してみたところ、ノーマルテープでも恐ろしいほどに高域が伸びますなぁw CT-500など足元にも及びません。

細かいツッコミどころはあるものの、発売当時、69800円の定価から考えるとやはりそれなりの実力を持っていたことがわかります。

まずは分解・清掃をして、色々なテープを試して遊んでみようと思います。


ps.この前購入したNAGAOKAのカセットテープを試してみましたが、TD-V66でもいわゆる「カセットテープな音」になってしまいました。他のノーマルテープ(TDK AR、maxell UD)だと高域もスッキリ入るんですけどね。

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